ブログ
6.62021
エクステの商品説明にあるレミー、バージンレミーって何?
エクステを探していると「レミー」や「バージンレミー」という言葉を頻繁に見かけると思います。
「レミー」「バージンレミー」とは、エクステの毛質を表す言葉です。
レミー毛、バージンレミー毛は最高級品質とされ、現在原毛の減少によって、非常に高額で取引されています。
1人の髪の毛の中にも、短毛・縮れ毛・カール毛・枝毛・黒く太い毛・細い毛・染色できない毛・淡色毛・金髪・銀髪など様々な毛が混入しています。
選別作業でこれらをできるだけ取り除き、消毒洗浄・染色・コーティング加工という工程を経て、人毛エクステは完成します。
レミー毛とは
人頭部から束ねた髪を直接切り取ったもので、そのなかでもハリコシ艶のある丈夫でキューティクルの方向が揃っている健康なストレートの髪を言います。
※「キューティクルの方向が揃っている」という宣伝文句も多く見かけますが、エクステの製造工程で人工的にある程度揃えることができるので、これだけではレミー品質の断定材料とはなりません。
バージンレミーとは
上記レミー毛の条件に加え、ブリーチ、カラーやパーマなどを一度もしていない健康な髪を言います。
未加工の原毛なので、東アジア人の色は当然、自然な黒色のみとなります。
自然な黒色以外の色を「バージンレミー」と記載している場合は誤った情報となりますのでご注意ください。
バージンレミーかどうかを見た目で判断するのは難しいですが、判断基準のひとつとなるのが【ブリーチが出来るかどうか】です。
「ブリーチ出来ますか?」と聞いてみるのが一番手っ取り早い見分け方です。
レミーとバージンレミーの品質について説明しましたが、レミーやバージンレミーをご購入の際には、偽装商品に十分ご注意頂きたいです。
アーバン・イーエックスのエクステ「JSH30」「JSP50」「QP」「STB」タイプには、最高級品質のレミー毛を使用しております。
「レミー毛」「バージンレミー毛」以外の「レギュラー毛」
レミー毛、バージンレミー毛以外の人毛は、レギュラー毛(普通毛)と呼ばれます。
レギュラー毛の中でも上質なものはカラー(染色)が可能です。劣化しにくく、良い状態を長く保ちます。
アーバン・イーエックスの「JSE」「QP」「STB」タイプの一部には、レギュラー毛の中でも最上級のものを使用しています。
低価格商品にご注意! 見た目でだけは判断できない再生毛やMIX毛
再生毛は近年低価格で販売されているエクステに多く使用されるようになりました。
見た目だけでは判断ができませんが、短期間で劣化しやすいのが特徴です。
再生毛には、下記のものが含まれます。
●カラー・ブリーチ・パーマ等、人工処理により劣化したもの
●一度サロン等で使用したエクステ毛を回収したもの
●工場で染色やパーマをかけたものを再加工したもの
●老人の毛、白髪、死毛、劣化の激しい髪など
再生毛は主にカットマネキンに使用されていましたが、人毛の高騰に伴い、近年は特殊処理をしてエクステ毛として使用され始めました。
新しい技術により、タンパク質やコラーゲン、アミノ酸充填を行い、耐熱ハードコート処理をしたエクステ人毛が安価で販売されています。
短期間の使用であれば問題ありませんが、長期間の使用には不向きです。
コーティングが取れてくると指通りが悪く絡みやすくなり、カールができて広がるなどの劣化が生じるためです。
また、カラーの際は色が入りにくくなります。
そのほか、価格を抑えるために、獣毛(ヤクの毛など)・ファイバー・人工毛を混ぜることがあります。これらをMIX毛とよびます。
最近はこのような商品が非常に多くなりましたので安価な製品にはくれぐれもご注意下さい。
※参考資料としてウィキペディアをご参照ください。
ヘアーエクステンション – Wikipedia